昆布が海でダシが出ない理由とは?
テツ&トモのギャグなんでだろうで有名なセリフに
「コンブが海でダシが出ないの何でだろう~」というものがあります。
魚のダシが出ないのはなんとなくわかりますが、
昆布は確かにダシが出てもおかしくなさそうに感じます。
昆布は海でなぜダシが出ない?
ダシとはアミノ酸である「グルタミン酸」という成分であり、
このグルタミン酸は細胞膜の中にあるため、外に出ないのです。
しかし、死んで乾燥させると細胞膜が壊れ、
グルタミン酸が出る=ダシが出るという状態になります。
そのため、生のコンブではほとんどダシは出ません。
乾燥させるからこそ、美味しいダシが取れるのです。
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よって、私達がお風呂に入っていてもダシは出ません。
汗やアカが混じりお湯の味が多少変わりますがダシは出ていません。
これは私達が生きているからです。
ダシとはその物質の栄養部分であり、
お湯につけた程度で外へ流れ出たらその生物は簡単に死んでしまいます。
コンブもニボシもトンコツもダシがとれるのは殺して加工して、
栄養が外に流れ出る様にしてあるからなのです。
天然のコンブ、すなわち生きている海のコンブは、
自分の栄養が出て行かない様に生命活動しているからダシが出ないのです。
以上、昆布が海でダシが出ない理由とは?でした。
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この記事の作成日:2015年01月29日
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とても納得しました、ありがとうございました。
なるほど
だったら わざわざ乾燥させなくても 冷凍でもよくね?
ほえー、把握しますた。
とてもよくわかりました。納得です。しかしまた一つ疑問がわきました。最近話題になっているO-157ですが、牛や羊、豚の腸の中に潜んでいるのですが、なぜ、牛や羊や豚など、自身はO-157にならないのでしょうか・・・。
じゃあ海の中で死んだ昆布は出汁が出るの?
うんちっち
てない
6 死んで乾燥させると細胞膜が壊れ、
グルタミン酸が出る