スーツケースの選び方まとめ
スーツケース選びを間違うと、
楽しい旅行も苦痛になります。
知っておきたいことを解説します。
特に大事なこと
「手荷物」として扱うならSサイズを選びます。
それ以上は預け入れになり、電車でも床に置くしかない。
私の場合、二泊三日の家族旅行ではLサイズ1個で足ります。
Mサイズは一人旅行で使っています。
荷物が少ない男性の場合は、お土産まで余裕で入る。
Lサイズは女性向きではありません。
間違いなく持って運ぶときがあるので、持てないと旅行が不可能。
15Kgのダンベルを片手で長時間持てるかどうか、必ず確かめてください。
大きな選択
一般的なスーツケースのイメージは「ハード型」でしょう。
プラスチックの本体がハード、ナイロンやポリエステル生地がソフトです。
海外旅行の場合、日本人はほぼハードを選択します。
しかし外国人はソフトをよく使っています。
スーツケースではなく、バックパックの人も多い。
壊れるものがないのであれば、
ハードを選ぶ必要性はあまりありません。
ハードの一番の特徴は、中身を守れることです。
壊れるものがあるならハード一択。
雨にも強く、鍵も丈夫なのでどんな状況にも対応できます。
デメリットは中身の取り出しが大変なこと。
床に置いて、180度開けないといけません。
駅のホームでちょっと確認、なんて不可能なレベル。
そのため、別途大き目の鞄を持つことが必須になります。
ポケットが多いので鞄の代わりになります。
中身もファスナーで開けて、すぐ取り出せます。
短期出張では間違いなくソフト型の方が使いやすい。
仕事場に持ち込んでも違和感がありません。
デメリットは雨や衝撃などに弱いこと。
雨が降るとカバーを付けないといけません。
潰れたらいけないものがある場合はハードの方が安心。
ほぼ、「転がせるバッグ」と考えて良い。
仕様の選択
ハード型は合わさる部分が「フレーム型」と「ファスナー型」の2タイプあります。
ファスナー型はファスナー部が縮むので、中身を完全には守れません。
ただし、軽量化になるので、軽さを売りにするスーツケースでは基本。
中身を守りたいならフレーム型を選択します。
ただしフレームの分が重くなり、1キロほど重い。
また、鍵の違いも出てきます。
鍵は「TSAロック」と言います。
今のスーツケースはほぼ標準装備です。
フレーム型は「レバー式」や、「カード式」など本格的。
ファスナー型は「ダイヤル式」や「南京錠式」があります。
そもそも、ファスナー式は生地をナイフで切ったら終わりなので、鍵の意味は無い。
また、マスターキーは出回っているので、
基本的には鍵なんて無いと考えてください。
勝手に開かないようにするだけです。
値段の差が一番出るところです。
安物はとにかくうるさく、早朝・深夜は近所迷惑。
したがって、買うなら静音型が良いです。
このあたりは日本企業が得意分野。
大手メーカーの中級品以上にあります。
→静音のスーツケース一覧と解説
「ダブルホイール」は特に良いということはない。
圧力分散、操作系の向上となりますが、あまり実感はない。
日本の最高級ブランドは「シングルホイール」を採用しています。
粗悪なプラスチックタイヤ(硬質樹脂)だけは止めたほうが良い。
スーツケースはほぼ4輪です。
2輪タイプはかなり特殊なので、数は少ない。
タイヤが大きく悪路に強いので、アウトドア向けによく見られます。
4輪の方が便利なので、
基本的には4輪を選ぶのが良い。
上部や側面にある取っ手も「ハード型」と「ソフト型」があります。
「ハード」は主にフレーム型に、
「ソフト」はファスナー型に多い。
ソフト型は手が痛くなります。
重たいスーツケースならハードをおすすめします。
ハード型のスーツケースの材質は、
プラスチックとジュラルミンがあります。
基本的にはプラスチックで、ジュラルミンはごく一部の高級品のみ。
海外メーカーの「リモワ」と「ゼロハリバートン」が有名です。
強度は最高なので、長く使いたい人や精密機器を入れる人は検討したい。
ただ、当然ながら重く使いにくいです。
スーツケースは飛行機に預けると、間違いなく黒い汚れが付着します。
これはベルトコンベアの汚れです。
そのため、黒い汚れが目立たない色がおすすめです。
ただ、拭けば落ちるので、そこまで気にすることはない。
ハード型タイプでもポケット付きがあります。
ただ、サイズとしてはほぼSサイズ限定。
パソコンを使う人には便利です。
最近、品揃えが増えてきました。
ソフト型限定ですが、リュックにもなるタイプがあります。
階段や坂道などは背負う方が楽。
普通のリュックよりかなり重たいので、男性向けです。
座れるタイプもあります。
→座れるスーツケース一覧と解説
以上です
目的に合ったスーツケースを選ぼう。
大は小を兼ねないのがスーツケースです。
大きいスーツケースは本当に苦痛です。
小さくなるなら小さい方が良い。
何種類か揃えるのが良いのですが、
保管場所に困るのがスーツケース。
一度しか使わないのであれば、レンタルをおすすめします。
このあたりの記事も是非見ておいてください。
・レンタルスーツケースとは?
・レンタルスーツケース会社一覧と選び方まとめ
・スーツケースメーカー一覧
- 更新日:2020/10/21
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