「疑いを示唆する会話だった。」
あまり会話では使われず、主に文語として使われます。
意味を詳しく説明していきます。
<示唆の読み方>
これは、
「しさ」
と読みます。
「唆」は音読みが「サ」、
訓読みが「そそのかす」です。
<示唆の意味とは>
これは、
「それとなく物事を示し教える」
という意味です。
明確には知らせていないけど、
「よく考えたらそういうことか!」と遠回しに知らせることです。
「ほのめかす」とも言いますね。
「○○ということですか!」と聞いたら、「それは答えられない」といった感じです。
よって、先ほどの例、
「疑いを示唆する会話だった」というのは、
「疑っていることを感じさせる会話だった」ということになります。
漢字それぞれの意味も解説します。
「示」は「神、しめす」という意味の漢字。
語原は「祭りで使う台」を表す漢字です。
そこに祖先の霊や神が現れるため、「神」という意味になる。
また、「その台に置く」「神の意が現れる」という意味からか、「しめす」ともなった。
「唆」は「そそのかす( その気になるように勧める)」という意味の漢字。
語原は不明確ですが、「言葉」と「サ」という音の組み合わせ。
ささやくように語りかける、その声を表す漢字とされています。
合わせて「そそのかしを示す」という意味になる。
いろいろな示唆を組み合わせ論理的に考えることで、
その人の言おうとしていることがわかったりします。
あまり言いすぎると示唆にならないので気を付けたい。
<示唆の使い方>
・年末に実施される可能性を示唆している。
・あるベストセラーは、その恐ろしい将来像を示唆している。
・ 米国生産・部品調達拡大を示唆。
以上、示唆の意味と読み方でした。
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