「この案件は周知されていることだ。」
周知徹底など、ビジネス用語としてよく使う言葉です。
意味を詳しく説明していきます。
<周知の読み方>
これは、
「しゅうち」
と読みます。
<周知の意味とは>
これは、
「世間一般に知られている」
「広く知らせる」
という意味です。
「知識が周る」と、
「広く行き渡る知識」という意味になります。
またそう広めることを意味します。
「周知しているか?」という使い方であれば、
「この知識が広く行き渡っているか?」という意味になり、
「周知徹底させる」であれば、「この知識を徹底して広く行き渡らせる」という意味になります。
「周知の事実」は「広く知られている事実」、
「周知の通り」は「広く知られている通り」と訳したい。
最後に漢字の意味と語源を解説します。
「周」は「まわる、あまねく」という意味の漢字。
語源は「文様のある盾」と「祈りの言葉を入れた器」の組み合わせ。
その器を守る盾を表し、文様を全面に入れていることから、「あまねく」という意味になった。
「あまねく」とは「広くすみずみまで行き渡る」という意味。
「知」は「しる、つかさどる」という意味の漢字。
語源は「矢」と「祈りの詞を入れた器」の組み合わせ。
「矢」は「誓う」という意味になり、神に誓約する意味となる。
神が認識することから「しる」という意味になった。
また、その役目の人を表し、「つかさどる」という意味にもなる。
「知事」などはその意味です。
二つを合わせて、「ある認識が広くすみずみまで行き渡る」となる。
周知とは言っても100%は厳しいものです。
どこまでで良しとするか?が難しい。
<周知の使い方>
・内部通報窓口の設置したことについて周知させる。
・このリスクの周知徹底をするように。
・引き続きホームページ等を活用して周知を目指す 。
以上、周知の意味と読み方でした。
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