「今年度中には政策の具現化に着手したい」
書籍のタイトルでもよくある言葉です。
「具体化」とよく似た言葉「具現化」。
どういう意味を持っているのでしょうか。
<具現化の読み方>
これは、
「ぐげんか」
と読みます。
<具現化の意味>
これは、
「アイディアや構想などを、
実際の商品や製品、サービスなど、具体的な形のあるものにすること」
という意味です。
頭の中に描いていても、それを目に見える形にしないと意味がない。
「いいアイデアだ。具現化しよう。」と、それができるかどうかが大事です。
「具」は「そなえる」という意味の漢字。
「鼎」という器を両手で備える図です。
「道具」というのは、「その道にそなえるもの(使うもの)」となる。
「現」は「あらわれる」という意味。
語源は不明ですが、「夢か現か(うつつか)」と使うように、
「現実=見えるもの」を表す漢字です。
したがって、二つを合わせると「現実にしてそなえる」となる。
それを「化」ということで、「~となる」です。
似た言葉の「具体化」は、「はっきりした形や内容をそなえるようにする」という意味。
現にはあるがまとまっていないものを、まとめて(体にして)そなえる、という意味で使います。
ちょっとわかりにくいですが、
見える形にするのか、小さなものを集めて体にするのか、
そんな考えで使い分けたい。
<具現化の使い方>
・アイディアを具現化するときが一番楽しい。
・企画を具現化するために準備を始める。
・具現化するための予算が下りた。
以上、具現化の意味と読み方とはでした。
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