「専門家の所見はこのようになっております。」
病院でよく使われる言葉です。
同じ発音の「初見」と間違えないよう注意。
<所見の読み方>
これは、
「しょけん」
と読みます。
<所見の意味>
これは、
「見た結果の判断や意見」
という意味です。
直訳では「場所を見る」となり、
「対象物を実際に見る」という意味になります。
その結果=感想という意味で使われるようになりました。
「所」は「戸」と「斧」を組み合わせた漢字。
「戸」は「神が宿る神聖な場所の戸」を意味します。
したがって、「神聖な戸を斧で守る図」となり、本来は神聖な場所を表す漢字です。
それが発展し、居所、住所という意味でも使われるようになりました。
ビジネス語としては感想の代わりに使う言葉です。
しかし、似た言葉があり、使い分けに悩みます。
1、所感・・・対象物を見て心が動いたこと
2、見解・・・見て理解したこと
3、所見・・・対象物を見た結果
4、考察・・・察し考えたこと
5、意見・・・見て心に想ったこと
さぁ、どれを使う?と。
ビジネスでは「感想」はほぼ使わず、これらを使い分けます。
「所見」は発音にて「初見」と区別が付かないので、会話では気を付けよう。
文語として改まった言い方をする場合には便利な言葉です。
<所見の使い方>
・専門家の所見で平安時代に作られたものと判明した。
・所見ではこのような結果だが、詳しく調べてみる必要がある。
・検査完了で所見入力が完了する。
以上、所見の意味とはでした。
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