「上記金額、確かに受領致しました」
意味はなんとなくわかりますが、なぜに「領」?となるだろう。
「領収書」など、何かとよく出るので意味を理解しておきたい。
<受領の読み方>
これは、
「じゅりょう」
と読みます。
<受領の意味>
これは、
「物や金を受け取ること」
となります。
「受け取りました」を丁寧に言う場合に使います。
「友達からプレゼントを受領したんだ」など、普通の会話では使わない。
辞書には書いていませんが「自分のものにする」という意味もあります。
これは漢字の意味を理解しなくてはならない。
「受」は「うける、うけとる」という意味の漢字。
語原は「受け取る手」と「盤(大きな皿)」の組み合わせ。
盤を受け取ることを表す漢字です。
「領」は「えりくび、おさめる」という意味の漢字。
語原は「ひざまついて神意を聞く人」と「頭」の組み合わせ。
その下げて目立つ頭の部分=首・えりを意味する漢字です。
首は体の要となる部分なので「全体の要」
という意味となり、
また、「全体をおさめるもの、要となり支配する(自分のものにする)」という意味にもなった。
二つを合わせると、「自分のものとして受け取る」という意味になる。
一時的に受け取るのではなく、「自分のものにする、支配下に置く」という意味があります。
「領収」との違いですが、
「収」の語原は「縄で締め付ける」です。
したがって、そうして捕らえて自分のものにする意味となる。
「受け取る」意味はなく、自分のものとして収めること全般に使います。
ただ、現代ではほぼ代金を収める意味で使います。
「領=自分のものにする」という意味で考えて使い分けましょう。
<受領の使い方>
・上記書類、確かに受領しました。
・受領証を発行いたしますので、少しお待ち下さい。
・該当の金品を受領した覚えはありません。
以上、受領の意味とはでした。
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