「1億円の黒字を計上した」
なぜに「上」?と、不思議に思う人が多そうです。
正しい意味を知り、間違えずに使いたい。
<計上の読み方>
これは、
「けいじょう」
と読みます。
<計上の意味>
これは、
「費用などをひとつひとつ挙げて、全体の計算のなかに組み入れること」
という意味です。
「計算して上げる」という意味になります。
なぜに「上げる」のかについては、「上」は上流側を意味します。
社員なら社長が上。会社なら国が上。
個々の費用であれば、月の総費用などとして上げることを意味します。
「計算して正式に登録する」という意味で考えても良いです。
最後に、漢字の意味を説明します。
「計」は「はかる、かぞえる」という意味の漢字。
語原は「言葉」と「占い」の組み合わせという説があるが不明。
占いの結果を考えて口にするということから、「かぞえる」という意味になったか?
主に「数えた結果」や「数えて考える」、「はかるもの」という意味で使う漢字です。
「上」は「うえ、あがる」という意味の漢字。
語原は「手の平」と「上を示す点」の。組み合わせ。
手の平の上を表す漢字です。
場所としての上の意味に加え、「立場が上の人」など高い身分も意味します。
二つを合わせて、「数えた結果を上げる」という意味になる。
費用となるものはどんどん計上させましょう。
社員用のコーヒーなんかも福利厚生費として落とせます。
<計上の使い方>
・これは経費として計上していいですか?
・コンビニ誘致へ予算計上。
・44億1000万円を特別損失計上。
以上、計上の意味とはでした。
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