Bさん「15日以降にまた来てください。」
ええええっと、15日は行ってもいいのか、悪いのか・・・
よく悩む熟語の一つで、「これ含むんだっけ?」と家庭内でもよく話しに上がります。
漢字の意味を知れば今後迷うことがないので、
今回で詳しく知っておきましょう。
<以降の読み方>
これは、
「いこう」
と読みます。
<以降の意味とは>
これは、
「ある時より後」
という意味です。
先ほどの会話、「15日以降にまた来てください」というのは、
「15日よりあと」という意味になり、15日を含みます。
以降は含む、以後・以上も含む、「以」が付くと含むと考えてください。
なぜ含むのか、
漢字の「以」の意味を調べればわかります。
「以」は次の意味があります。
1、用いる、~をもって
2、ひきいる
3、そこを基点として・~より・~から
元は「用いる」という意味の漢字です。「~を以て」と使います。
この漢字があれば、「用いる」と考えないといけません。
したがって「15日以降」であれば、15日を用いるので含みます。
「15日を用いて降りる」のように考えましょう。
ただ、15日以外という使い方の場合、
「15日だけ用いて、それ以外」という意味になりますので、
相手に伝える意味としては15日は含まない言い方になります。
「以」は含む。と繰り返し覚えていこう。
ただ、含まない勘違いしているしている人も多いと思いますので、
不明確な場合は確認することをおすすめします。
<以降と以後と以下の使い方>
使い方については、先ほどの説明の通りになりますが、
以後を使うのか、以降を使うのか、それとも以下かと迷う時があるかと思います。
「以下」は「これより下」と、日時には使わず、数量や物体によく使います。
「100ミリ以下」「この線以下」など。
時間に上・下はないためです。
「以後」は「その時から後」と、対象となる出来事から後を表わす使い方が多いです。
「以後気をつけます」「98年に解散。以後はソロ活動になった」など。
「以降」は「これよりずっと」という意味合いが強いです。
「江戸時代以降」「6時以降」など、対象を大きく長く表わすことによく使います。
明確な使い分けは示されていませんが、
おおよそこのように使われています。
難しく感じますが、間違った使い方をすればすぐ気付くので大丈夫です。
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以上、以降の意味と使い方の説明でした。
最後に、以降は含む、O.Kですね。
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