「世界経済に鑑みると、日本は好景気の材料があると見える」
ニュースなどでよく聞く言葉です。
意味がわかっても使い方が難しいので、よく知っておきたい。
<鑑みるの読み方とは>
これは、
「かんがみる」
になります。
訓読みは「かがみ」、
音読みは「カン」です。
元々は「かがみる」と言っていましたが、「かんがみる」に変化しました。
早口で言うと「考える」と勘違いされる恐れがあるので、
ゆっくり言うことをおすすめします。
<鑑みるの意味とは>
これは、
「先例や手本などに照らして考える」
という意味です。
冒頭の例文、「世界経済に鑑みると」は、
「世界経済に照らして考えると」という意味です。
「鑑」は「かがみ」を意味する漢字。
その役割から「じっくり見る」、「手本とするもの」、「反射させて照らす」という意味があります。
したがって「鑑みる」は、
「対象物に現在の検討事項等を照らし映し、双方をじっくり見て考える」
という意味になります。
現在は顔を映すかがみは「鏡」を使われており、
「鑑」は「図鑑」や「印鑑」など「手本となるもの」という意味で使われています。
「彼は社員の鑑だ」とよく使います。そのイメージで考えたい。
長い言葉を短くできるので、みんなが知っていれば使いたい言葉です。
<鑑みるの使い方>
・世界の原発設置状況に鑑みると、日本が特別悪いというものではない。
・オリンピックのマラソンに鑑みると、東京マラソンはまだまだ改善の余地がある。
・先例に今回の状況をよく鑑みることで、打開策が見つかるだろう。
以上、鑑みるの意味と使い方でした。
--
前:弊社の意味
次:失念の意味
「意味まとめ」は知っておきたい難しい言葉や漢字の意味を解説するサイトです。
辞書の簡単な説明しか無かった時代に、意味と語源を詳しく解説してきた老舗サイトです。
2022年も負けていない確かな意味の解説。
根本的に意味を理解したい場合に是非活用ください。
Copyright (c) 意味まとめ All Rights Reserved.