「今回も同じ轍を踏む可能性は十分にある」
よく聞きますが、漢字で見ると難しいですね。
読み方もどっちか、迷うところです。
<轍の読み方>
これは、
「てつ」
または、
「わだち」
と読みます。
「テツ」は音読み、「わだち」は訓読みです。
<轍の意味>
これは、
「通り過ぎた車輪の跡」
という意味から転じて、
「先人の行き方・先例」
という意味になります。
本来の意味である「車輪の跡」と使えば、「わだち」と読みます。
「同じ轍を踏む」という使い方であれば、「テツ」と読むのが一般的です。
ハッキリとは決まっていませんが、おおよそこのように読むといいでしょう。
轍は車輪が通った跡なので、「先人が通った道」という意味になります。
その先人と同じ過ちをすることを「轍を踏む」と言います。
普通に考えると悪い意味だけではないですが、
基本は悪い意味で使われます。
字源も説明します。
「轍」は「通りすぎた車輪の跡」という意味の漢字。
語原は「車」と「突きぬく」を表し漢字の組み合わせ。
車輪が地面を強く押してできた跡を意味します。
その意味から、「先人が通った跡」という意味で使われるようになりました。
同じ過ちを繰り返さないのは人生において重要です。
先例があるのであれば見てみる。
その癖を付けるようにしたい。
<轍の使い方>
・堤防の道に大きな轍ができていて危険だ。
・彼と同じ轍は踏まない。
・アメリカと同じく、日本も同じ轍を踏むのか?
以上、轍の意味でした。
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