「稟議の資料を作成する」
稟議に関わる部署になると資料作りなどが大変です。
しかし、難しい漢字。先に辞書で意味を調べよう。
<稟議の読み方>
これは、
「りんぎ」
と読みます。
しかし、本来は「ひんぎ」と読みます。
今は「りんぎ」と読むのが一般的になっています。
<稟議の意味>
これは、
「上から与えられた話し合う事案」
という意味が直訳ですが、具体的には、
「官庁・会社などで,会議を開くほどに重要でない事項について,
案を関係者に回してその承認を求めること。」
という意味で使われます。(大辞林から引用)
実際には会議を開くほど重要ではないというよりも、
「会議では適さない議論」になると思います。
広辞苑には大辞林の内容に加え、
「会社などで、所定の重要事項について、
決裁権を持っている重役などに主管者が文書で決済承認を求めること」
も書いてありました。
私の会社ではこちらの意味でした。
したがって、会社により意味が違うので、
会社での稟議の意味を確かめることが必要です。
漢字の意味がわかれば、より理解できます。
「稟」は「うける、ふち」という意味の漢字。
語源は「穀蔵」と「米」の組み合わせ。
祭祀料としてや、役人が偉い人から賜る「扶持米(ふちまい)=給与」を表します。
その意味から「天からさずかる、命令をうける、上の立場の人」という意味になった。
「議」は「はかる」という意味の漢字。
語源は「言葉」と「ただしい」を表す漢字の組み合わせ。
正しいことをやるために言葉を交わすことを表します。
二つを合わせると、「命令を受け、はかる」という意味になる。
漢和辞典には「上からの命令を受けて討議する」と書いてあります。
これが本来の意味で、国語辞典の解説は具体的な使われ方の記載です。
私の会社ではその事業部のトップの承認を得るためのものでした。
会社により若干稟議の意味が違ってくると思いますので、
先輩に流れと意味をよく聞くことが大事です。
<稟議の使い方>
・この金額だと稟議にかけるしかない。
・なんとしても一発で稟議を通し、早く先に進む必要がある。
・社長の承認を得るために稟議書の作成にとりかかる。
以上、稟議の意味でした。
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