「彼女の中庸な考え方から出たアドバイスは、参考になった」
中庸は難しい言葉です。
意味がわかったとしても、実践が難しい。
しかし大事なことなので、常に意識はしておきたい。
<中庸の読み方>
これは、
「ちゅうよう」
と読みます。
「庸」に訓読みは無く、音読みの「ヨウ」のみ。
<中庸の意味>
これは、
「考え方・行動などに偏りがなく中正であるさま」
という意味です。
儒教の「四書」(儒教の4つの経書のこと。儒教入門編として重視されている)
の一つでもあり、意味はここからきています。
「中」は「中心=偏らず」という意味、
「庸」は「並み、変わらない」という意味。
中正で偏らず、常に変わらないことを意味します。
中庸はかなり難しいことですが、
人間として身に着けたい重要な考え方とされています。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスも、
「徳の中心になる概念」として中庸を尊重しています。
過大と過小の両極端を悪徳として、
徳は正しい中間(中庸)を見いだしてそれを選ぶことである、としました。
しかし、素晴らしい考えとはわかっているものの、できないのが人間。
「俺は中庸だから」と軽々しく言わないようにしたい。
<中庸の使い方>
・厳しい修行の結果、中庸を得た。
・中庸な立場からのアドバイスを受けて、冷静になった。
・新しい指導者は中庸であることが重要だ。
以上、中庸の意味と読み方とはでした。
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