煩悩を捨てて生きる。
人間なら誰しも持っているものです。
<煩悩の読み方>
これは、
  
「ぼんのう」
 と読みます。 
  
<煩悩の意味>
  これは、
  
  「悩みわずらわせる」 
  
という意味になり、具体的には
  
  「人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき
  」
  
  という意味になります。
  仏教は煩悩を無くすために修行します。
  欲は苦である。欲が無ければ苦は生まれない。
  苦になるものはすべて捨てよ。
  そうして捨てるものが煩悩で、108の煩悩があるとされています。
  
  土台となる煩悩は次の3つ。
  「貪欲(とんよく)?・瞋恚?(しんに)?・愚痴?(ぐち)?」。
  
  「貪」?は「あれも欲しい、これも欲しい」という欲望。
  「瞋恚」は怒り、憎しみ、恨み。
  「愚痴」は物事を正しく認識したり判断したりできないこと。
  
  人間としての基本的な欲です。
  欲というのは、「自分の思うようにしたい心」です。
  この欲があるから苦しむ。思うようにならないから苦しむ。
  
  仏教(ブッダの教え)は、苦しみが続く限り、
  死んでもまた人間として生まれ変わり、苦しみ続けるという教え。
  そのため、こんな苦しみばかりの世の中とはおさらばする!と煩悩を無くす修行をします。
  
  この世から去ることが仏教の目的とも言えますが、いろいろな宗派があり違ってきます。
  日本の坊さんは煩悩にまみれている人が多いと思いますが、
  日本の仏教はほぼ日本独自の仏教なので、全く違います。
  「俺の仏教を作る!」と個人が改変しまくったのが日本の仏教。
  
  仏教は人間の教え。神様はいないので、信じなくても全く問題ありません。
  しかし、素晴らしい教えには違いない。
  素晴らしい人間になるために仏教を信じる、
  世の中を良くするために仏教の教えを広める、
  そうして現代まで受け継がれている、素晴らしい教えです。
  
煩悩を無くすことを意識して生きていきたい。
  
  <煩悩の使い方>
・煩悩を断つ方法を身に付ける。
  ・いつも煩悩が邪魔をする。
・煩悩と共に生きる。
以上、煩悩の意味と読み方とはでした。
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