「懸案事項について話し合う。」
ビジネス用語としてよく使いますが、
できればあまり使う場面は出てほしくない言葉です。
<懸案の読み方>
これは、
「けんあん」
と読みます。
「懸念(けねん)」という言葉が有名なので、
懸を「け」と読みたくなりますが、そのまま「けん」と読みましょう。
<懸案の意味>
これは、
「なかなか解決しない問題や事柄」
という意味です。
ちょっと困っている程度の問題ではなく、
長いこと引っ張っている難しい問題に使います。
「悩み苦しんでいる問題」と考えても良いです。
「懸」は「かける、ぶらさげる」という意味の漢字。
語源は「ぶらさげる」と「心」の組み合わせ。
「決着を託されている状態」、「心が落ち着かない」という意味になる。
「案」は「考えた内容、調べる」などを意味する漢字。
語源は「机」です。「机=作業する=調べる事柄」といった意味になった。
二つを合わせると「決着がついていない事柄」という意味になる。
優柔不断だといつまでも懸案事項が残ります。
損はしても早く決着させる癖を付けると良いかなと、個人的に思います。
<懸案の使い方>
・懸案事項を報告書にまとめる。
・懸案だった抑えの選手も固まった。
・棚上げされてきたもう一つの懸案がある。
以上、懸案の意味と読み方とはでした。
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