相違という言葉はよく使われますが、意味の説明がちょっと難しいだろう。
わかりやすいものこそ、正しい使い方を再確認しておこう
<相違の読み方>
これは、
「そうい」
と読みます。
<相違の意味>
これは、
「二つのものの間に違いがあること」
という意味です。
「相」は「たがいに」、
「違」は「ちがう」という意味になるので、
「二つのものが違う」となる。
具体的には、「事実と相違する」と、「証言と事実が違う」と、
二つを見比べて明らかに違っている場合に使います。
「コーチと意見の相違か」という使い方であれば、
「コーチと自分の意見に違いがある」となり、考えが合わないことを意味します。
「不倫報道対応の相違点」は、「各報道対応の違う点」といった意味になる。
漢字それぞれの語源も説明します。
「相」は「木」と「目」の組み合わせで、そのまま「木を見る」ことを表します。
その意味から「物の姿・ようす」という意味になり、
さらに「見るもの見られるもの」と、「たがいに」という意味になった。
気持ちが通じるという意味で、「助ける」という意味にもなる。
「真相」は「真の姿・ようす」
「相談」は「お互いに話しをする」
「首相」は「君主を助ける大臣の代表」
と、幅広い意味を持つ漢字です
「違」は「ちがう、たがう、さからう」という意味の漢字。
語源は「城壁を巡回する」を表す漢字。
巡回は上下左右分かれて行うため、「たがう(異なる)」という意味になった。
二つを合わせると、「たがいに異なる」という意味になる。
似た言葉で「齟齬」がありますが、
こちらは「かみ合わない、食い違う」という意味です。
「お互いの理解の違い」という意味でよく使われます。
<相違の使い方>
・政府の見解と相違があるようだ。
・結婚観の相違により日々喧嘩になってしまう。
・相違なく、料金頂戴しました。
以上、相違の意味と読み方とはでした。
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