「まだ葛藤しています」
よく使う便利な言葉ですが、漢字だけを見ると意味がわからない熟語。
こういう場合、故事が由来であることがほとんどです。
<葛藤の読み方>
これは、
「かっとう」
と読みます。
<葛藤の意味>
これは、
「人のさまざまな気持ちが、心の中でからみあう状態」
「人と人が譲ることなく対立する」
という意味です。
葛(かずら)と藤(ふじ)の枝が絡み合い、もつれ合っている様を表しています。
お互いの枝が絡みあってしまってはとても見栄えも悪くなる。
どちらかの枝を切らないといけないのだけど、どっちを切ればいいのか・・・・
判断がつかない・・・という悩みを表す言葉です。
また、その絡み合う様子から対立し争うことも意味します。
悩みに関しての葛藤を具体的に説明すると、次の3つの意味になります。
①二つしたいことがあって、どちらか一つだけを選ばなければいけない
②何かをしたいが、それに伴って嫌なことが起こることは避けたい
③関係が思い通りにならず、どう進めばいいのか悩む
このような心理が働いておこるのが葛藤がです。
意識しないでも、人間誰にでも起こることです。
つねに葛藤しながら生きていくことになります。
<葛藤の使い方>
・本音を言えない葛藤と戦う。
・さまざまな葛藤とどう向き合うか。
・人柱になった彦五郎の葛藤描く。
以上、葛藤の意味と読み方とはでした。
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