「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて・・」
吉田兼好の「徒然草」は学生時代に一度は読んだのではないでしょうか。
ここで「徒然」を辞書で引いたかどうか、語彙力に差が出るところです。
<徒然の読み方>
これは、
「つれづれ」
と読みます。
音読みで「トゼン」と読めますが、現代では読まれません。
<徒然の意味>
これは、
「長々とする事、同じ状態が連続する事」
「何もすることがなくて退屈、 何事も起こらない」
という意味です。
本来は「連れ連れ」と書きます。
その漢字のとおり「長く続くさま」を表します。
本来は音読み熟語「徒然(トゼン)」でしたが、
「徒然草(つれづれぐさ)」と当て字で使われたことをきっかけで、
「徒然(つれづれ)」が周知されたようです。
漢字の意味も説明します。
「徒」は「乗り物に乗らず移動する」を意味する漢字。
その意味から「何も持たない、何も目的がない、一般人=導きを受ける人」という意味にもなりました。
「然」は「そうである」を意味する漢字。
二つを合わせて「何も目指すものがないさま」といった意味になります。
実際、あまり良くない状況です。
そんな日々を過ごしてはいけない。
老後なら間違いなくボケてしまう。
徒然とは程遠い生活を送り、心身共に元気に過ごしたい。
<徒然の使い方>
・徒然なるままに日記を書く。
・ファッション業界徒然日記。
・老後の徒然を慰める。
以上、徒然の意味と読み方とはでした。
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