「それは不謹慎だぞ」
調子に乗ると言われる言葉。
不謹慎の意味がわからず繰り返すのは最悪なので避けたい。
<不謹慎の読み方>
これは、
「ふきんしん」
と読みます。
<不謹慎の意味>
これは、
「つつしみに欠けている」
という意味です
「つつしみ」は「過ちや軽はずみなことがないように気をつける」という意味。
「不」にてそれを打消しするので、「過ちもあり、軽はずみもある言動」となる。
そもそもの「謹慎」の意味を知らないと理解が難しい。
漢字の語源とともに解説します。
「謹」は「つつしむ」という意味の漢字。
語源は「祈りの言葉」と「飢餓」の漢字の組み合わせ。
飢饉での死は恐るべし呪霊を持つと考えられていたため、
とても丁重に祈り封じていた。その雰囲気が「謹」です。
「慎」も「つつしむ」という意味の漢字。
語源は「飢餓等で倒れて死んだ人」と「心」の漢字の組み合わせ。
「謹」と同じ理由で丁重な気持ちで供養したことから、「つつしむ」という意味になった。
苦しんで死んだ人に対して、絶対に笑えない、いい加減なことは言えない、と。
二つを合わせて「とても丁重な気持ちで対応する」という意味になる。
失敗は許されない。失礼なことはできない。
そんな緊迫した状況を想像してください。
「不謹慎」はその様子が全く無いさまです。
ちょっとおまえ!と言いたくなる、場を読んでいない言動。
また、その場にいる人を不快にさせる言動全般を不謹慎と言います。
どんな行為なのかを具体的に説明するのは難しいのですが、
例えば葬儀の時に大声で笑うのは不謹慎です。
「ここでしたら悪いこと」を常識で考えられるようになるのが大人。
しかし大人でもしつけ、教育の差により、
不謹慎と考えられる事柄を、不謹慎ではないと考えている人もいます。
それを教えるのは年上の役割。他人であろうが、しっかり教えたい。
<不謹慎の使い方>
・お葬式で不謹慎な態度をとる。
・不謹慎な発言をする人がいる。
・不謹慎な態度でご迷惑をおかけした。
以上、不謹慎の意味と読み方とはでした。
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