「歩留まり向上を目指そう」
製造業としてはとても重要な数値であるため、
これを知らないと話になりません。
<歩留まりの読み方>
これは、
「ぶどまり」
と読みます。
なお、「ブ」は音読み、「どまり」は訓読みという、
日本人が適当に作った言葉です。
<歩留まりの意味>
これは、
「加工においての、使用原料に対する製品の出来高の割合」
または、
「完成品に対する利用可能部分の割合」
という意味です。
具体例で解説します。
、
原材料となるものが100kgとして、
その原材料を加工した際、20kg分が不良なったとします。
歩留まりは80%となります。
(80%が製品として完成したことになります。)
工程ごとに歩留まりがあり、
加工の度に総合的な歩留まりは下がっていくのが普通です。
中には歩留まり50%と、原材料の半分しか製品にならないものもあります。
原材料ではなく、
最小の部品から完成した製品の割合のことも歩留まりと言うことがあります。
製品として完成したが、不良が見つかり破棄するなどで歩留まりが下がります。
部品はあるのに製品ができない。
そんな悩ましいこともあります。
後者の「利用可能部分の割合」というのは、食品でよく使われます。
例えば、豚一頭の歩留まりは?というと、
食用等にする部分の率のことになります。
原材料と言えば原材料ですね。
<歩留まりの使い方>
・歩留まりが悪く出荷が間に合わない。
・歩留まり向上として新型設備を導入する計画です。
・コスト削減には歩留まりを上げるしか道はない。
以上、歩留まりの意味でした。
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