「米国のアイデンティティー」
わりと昔から使われるカタカナ語です。
心理学・哲学的な使われ方をするので、和訳は複雑。
英語は「identity」。
<アイデンティティーの意味>
これは、
「同一であること、同一性、一致」
または、
「独自性」
という意味です。
語源はラテン語の「同じもの」を意味する言葉。
したがって、「同一であること」が基本となる意味になります。
カタカナ語としては、心理学用語の「自己同一性」の意味でよく使われます。
これは「変わらず一つのものとして存在する自分」といった意味で、
「これが自分だ」と認識する気持ちのことを表します。
「自己認識、自我同一性」とも呼ばれています。
これが無いと「自分とは何なのか・・・」と生きる目的を見失うという。
例文と意味を書きます。
「青年がアイデンティティーを模索する」は、自分探しをする意味。
「私のアイデンティティーは」は「私の私というものは」という意味。
「同一である=変わらぬ存在」と考えたい。
それは「独自なもの」になるので、「独自性」という使われ方もします。
「米国のアイデンティティー」は「米国の独自性」という訳します。
「米国として昔から変わらぬもの」という訳でも良いです。
「これが米国だ」と言える、昔から同一なもののこと。
本来の意味としては簡単なのですが、
心理学の意味が混ざり、訳が難しくなっています。
「同一なもの」と幅広い意味で考えたい。
最後に例文と意味を書きます。
<アイデンティティーの使い方>
・ブランドアイデンティティーを継承する。
→ブランドの独自性(昔から変わらぬもの)を継承する。
・マクドナルドのアイデンティティーが感じられる商品
→これも「独自性」で良いです。
・同じアイデンティティーを持つ。
→「同一で変わらぬ意思や存在意義」といった意味。
・アイデンティティーを特定されないようにする。
→これは「本人・身元」という意味です。
「同一性がある=本人」となる。
英語ではよく使われる意味です。
・チームにアイデンティティが欠けている。
→「同一の認識(このチームはこうだ!という認識)」といった意味。
和訳が難しいですが、
おおよそこのような意味で考えると理解できると思います。
以上、アイデンティティーの意味とは?でした。
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