「レファレンダムで物事が決まる」
外国の政治ニュースでよく見るカタカナ語です。
国によってやや意味が違うので気を付けたい。
英語では「referendum」。
<レファレンダムの意味>
これは、
「国民投票、住民投票」
という意味です。
語源はラテン語の「告知すべきもの」という言葉。
「運び戻す」という意味からの派生語で、
集計結果等を告知することを意味します。
「国民投票」は、議会ではなく国民による直接投票によって決めることです。
最近ではイギリスのEU離脱に関して、大々的に報じられました。
「住民投票」は地方自治体が行う投票のことです。
どちらもレファレンダムなので、内容により和訳を分けます。
日本では「憲法改正」を行う場合のみ国民投票が可能です。
したがって、多数決での憲法改正が可能となります。
他に「国民投票・住民投票」の意味で、「プレビシット(plebiscite)」があります。
こちらはフランス、ドイツで使われていた言葉です。
語源は「庶民の判決」となり、主に政治家の信任に関する国民投票で使われました。
カタカナ語としてはあまり使われません。
「レファレンダム=政策等の可否を国民が投票する」と、
「プレビシット=同じ考えを持った政治家に投票させる」
という区別が辞書に書かれてありますが、カタカナ語では気にしなくも良いでしょう。
<レファレンダムの使い方>
・EUからの離脱か残留かをめぐるイギリスのレファレンダム。
・来月に改正案に対するレファレンダムがある。
・レファレンダムの提起に賛同する。
以上、レファレンダムの意味とは?でした。
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