「レバレッジを効かせる」
金融、投資関係でよく聞くカタカナ語です。
語源を知ることで正しく理解できます。
英語は「leverage」。
<レバレッジの意味>
これは、
「てこの作用、てこの力」
という意味です。
語源は「レバー(lever)=てこ」と、動作を表す名詞語尾の「age=状態」を合わせて、
「小さい力を大きな力に変える状態」という意味の言葉。
したがって、「てこの作用」という意味になります。
日本では主にFXなど投資分野で使われる言葉で、
本来持っている資金を担保にお金を借り入れし、
その資金で資本の5倍、10倍と大きく取引することを言います。
そのため「レバレッジは危険」とよく言われるものです。
「借金をテコに成長をめざすレバレッジ経営」とニュースにありましたが、
まさにこの意味がレバレッジです。
「レバレッジなしの運用益を実現」は、
資本金だけで運用することを表しています。
このように、多くは「借金を利用して少ないお金で大きなお金を動かす」という使い方をします。
英語では「相手を動かす影響力」という意味もありますが、
カタカナ語としては使われません。
基本は「てこの作用」の意味で考えましょう。
<レバレッジの使い方>
・レバレッジを効かせ資産規模が着実に拡大。
・債券市場のレバレッジ縮小と金融市場のリスク軽減を狙う。
・過度にレバレッジを働かせる銀行に警告を与える。
以上、レバレッジの意味とは?でした。
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