「にべもない」の意味と語原とは?
「にべもない」
若い人は知っているだろうか?
最近はあまり聞かない言葉です。
「にべ」とは何のことか?
実は魚のこと
※引用元:http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%8B%E3%83%99
「にべ」という魚がいます。
となると「にべ(魚)もない」という意味になりますが、
その意味ではなく、「にべのような○○もない」となる。
漢字だと「膠が無い」となります。
浮き袋が由来
にべの浮き袋から接着剤が作られていました。
それは、「膠(ニカワ)」と呼ばれ「ゼラチン」のことです。
カチカチではなくベタベタ系の接着剤として使われました。
浮き袋を煮詰めると抽出できます。
そのとても良い接着性から、「にべ=引っ付く、ベタベタする」という意味で使われ、
「親密」「愛想が良い」というような意味に定着しました。
にべのように何でも引っ付く良い存在だ、と。
よって、「にべがない」というのは、
「愛想がない(引っ付く様子がない)」「そっけない」という意味になります。
現代風に言うと、「あっさりしている」でしょうか。
・・・死語になるのは近いかもしれない。
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以上、「にべもない」の意味と語原とは?でした。
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この記事の作成日:2016年04月07日
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