新聞社の校正作業の一つ「字解き」とは?
新聞は校正が素晴らしく、誤字脱字がほとんどありません。
雑誌などはよくあるものですが、さすがは新聞です。
そんな校正方法の一つに、「字解き」というものがあります。
字解きとは何をする?
原稿の校正段階において漢字の間違いがないか、
2人1組で1人の人が具体的な漢字を例に出しながら、読み上げる作業のことです。
辞書には次のように書かれています。
「ある文字が他の字と間違えないように説明をつけること(大辞林)」
漢字には同音異義語が多い、日本語ならではの作業でしょう。
例えば「鈴木四郎さん」でしたら、
「ベルの鈴、木曜日の木、漢数字の四、野郎の郎」といった具合です。
この例ですと「鳴る鈴の鈴…」と別の例えもあるので、
やる人の個性や年齢、はたまた出身地などで、個性が現れます。
例えば50代と20代が組んで「久米肇」という方の字解きをする時、
50代の方が「久米宏の久米、ハナ肇の肇」と言われたら、
20代の方はイメージを共有できないかもしれません。
この字解きを行うと、漢字一つ一つを見て考えることになるので、
間違いに気付くというものです。
校正についてもっと知りたい人はこちら。
校正(wikipedia)
以上、新聞社の校正作業の一つ「字解き」とは?でした。
スポンサーリンク
--
現在、コメント投稿はできません。
--
トップページ→◎雑学
この記事の作成日:2015年01月29日
--
その他コンテンツ