匂いを嗅ぐと過去を思い出す理由とは?
時々、フッと通りすがりの人が付けていた香水が香ってきて、
それが元カレと同じ香りだったり、自分が昔使っていた香水の香りだったりすると、
一瞬にして当時の記憶や感覚がよみがえってきて、
何とも切なくなることはありませんか?
もしくは、雨の匂い、食べ物の匂いでも、
関連強い記憶が一気によみがえってきて、
じわーっと懐かしい気持ちになることあります。
これには理由があると言われています。
匂いで過去の記憶が思い浮かぶ理由とは?
動物は匂いで様々な情報を取得します。
敵の匂い、食べ物の匂いなど、
本能的にこの匂いは危険か安全か?と瞬時に判断するものです。
何も考えずとも、自然に「この匂いはカレーだ!」と判断します。
そのため、思い出したくないことまでも、脳は勝手に過去の記憶から探し出します。
それで、悲しい記憶だろうが、なんだろうが思い出してしまうものです。
目で見る以上に素早い判断ができるのは、そのためです。
この高速判断を支えているのが、脳の海馬という部分。
脳の中で匂いをかいで認識する部分が海馬にとても近いため、
匂いと記憶がとても密接に関わり、素早い判断を可能にしているようです。
推測表現なのは、まだ脳のメカニズムがハッキリしていないからですが、
理屈的にはうなずける構造かなと思います。
それにしても、言葉を聞いたり写真を見たりすること以上に、
匂いでよみがえってくる記憶はとても不思議な感覚があります。
多分、普通じゃ思い出せないような記憶に辿り着けるからじゃないかなと思います。
忘れたことがあれば、匂いを嗅ぐというのも良いかもしれません。
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以上、匂いを嗅ぐと過去を思い出す理由とは?でした。
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この記事の作成日:2015年01月31日
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