タクシーがLPガス車である理由?メリット・デメリット
「タクシーはなぜガス燃料車が多いの?」
日本のタクシーの9割以上は「LPガス(液化石油ガス)」で動く車です。
なぜか?という疑問に答えられるよう知っておきたい。
なぜタクシーはLPガスを使うのか?
なぜタクシーがLPガスを使うのか?については、主に次の理由から。
1、安い (ガソリン税など特別な税金がかからない)
2、排気ガスがクリーン
3、エンジン。オイルが長持ちする (汚れない)
4、盗まれない (盗んでも補給が困難)
ガソリンと同じく単価は変化しますが、
おおよそガソリンの6割ほどの値段です。
これが一番の理由です。
そして排気はとても綺麗。
実際のところは値段が第一で後付け的な理由ですが次にようにクリーンです。
マフラーもほとんど黒くなりません。
日本中がLPGガス車であれば、道路沿いの家も黒くならずに済むでしょう。
そのためエンジンもオイルも汚れず、長持ちします。
結果、脅威の耐久性で通常の2倍程度は知ることができ、タクシーにはうってつけです。
なぜ一般に普及しないのか?
これはもう、国が普及させる努力をしていないから、に尽きます。
今は電機自動車や燃料自動車など、そちらの方向を向いているというのもあります。
ただ一般には次のような理由があります。
1、軽自動車やハイブリッド車と比べると燃費が悪い (リッター10キロほど)
2、パワーがない (でもほとんどの人には十分なパワーです)
3、LPガススタンドが少ない (でも探せばあります。タクシーが使いますので)
4、ボンベの定期メンテが高い (よく走らないと燃費代の元を取れないことも)
排気ガスが綺麗というメリットはとても大きいのですが、
一般人からするとそれだけでは選ばない。
リッターあたりは安いが燃費はさほどよくなく、
燃費の良いガソリン車と比べると総合的には高くつきます。
スタンドも少なく、メンテ代も高いしやや特殊。
このあたりは、タクシー業界は主として使うことで、カバーしています。
車種を統一して、廃車から部品取りをするなど、メンテ代を抑えています。
と、これだけ見ると普及しない理由がわかると思います。
でも、国が努力すれば普及させられると思いますが、
美味しいガソリン税が減るので、LPガスにも重税をかけることは間違いなし。
結果、「クリーン」というところだけが残るのは目に見えてます。
よって、タクシー業界などでこっそり使う程度が一番調和が取れている状態です。
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以上、タクシーがLPガス車である理由?メリット・デメリットでした。
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この記事の作成日:2015年01月22日
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