世界の右側通行・左側通行の理由
日本では「人は右、車は左」が交通ルールです。
しかし、欧米諸国のほとんどは「人は左、車は右」です。
欧米で日本と同じなのはイギリス。
では、なぜ日本とイギリスは「人は右、車は左」になったのでしょう?
ヨーロッパの事情が影響している
※車両が、青が左側、赤が右側通行
日本はイギリスの真似をした。
ということで、イギリスがなぜ左側通行なのか?を知ろう。
14世紀のローマ教皇が「左側通行にする」と決めたことが始まりとされています。
これに伴い、ヨーロッパが左側通行になりました。
その後、18世紀にフランス革命があり、
反カトリック派が「カトリックとはいっしょにしたくない」と、
強引に右側通行にしました。
そして、ナポレオンの侵略が成功するにつれ、右側通行が広まっていきました。
しかし、イギリスは侵略されず左側通行のままでした。
で、その流れで、日本もイギリスの真似をしたというのが、有力な説のようです。
具体的には、
明治14(1881)年の警視庁通達がきっかけです。
「人力車が行き合った場合には左に避ける」と左側通行が規定されました。
より強いルールとして、
明治33年に警視庁が「道路取締規則」を制定。
「諸車牛馬は車馬道の左側を、その設けのない道は中央を通行すること、そして、歩行者はみだりに車馬道を通行しない」
と定められました。
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しかし、このヨーロッパのごたごた説は完璧ではない。
日本のそれ以前も決まっていた可能性もある。
あくまでも、一説、一つの要因として考えたい。
刀の説もある。
刀がぶつからないように左側通行になったという説もあります。
日本とイギリスには共通点があります。それは「刀」。
日本は武士の日本刀、そしてイギリスはサーベルです。
まず人間の場合、左腰に刀を差すため、
刀が左側にでっぱっているような感じになります。
そのため、右側通行では刀が当たりやすく、それで喧嘩になっていたようです。
そんなことから、刀が当たらない左側通行になったというものです。
車の場合、当時は馬でしたが、乗るときは左側から乗ることになります。
そのため、刀が邪魔にならず、また通行する人の邪魔にならず、
さらに馬同士がすれ違う時に刀がぶつからないように
「馬は左側通行」というルールが生まれたのです。
やがて車が登場し、それまでの馬は車に代わりましたが、
左側通行のルールはそのまま受け継がれたというわけです。
しかし、人は右側通行になりました。
これは、「車と人は対面通行にした方が安全」だからです。
共に向かってくる相手を認識しないと事故になると、対面通行となる「人は右」になりました。
この説の方が有名です。
これも要因の一つにあるかもしれません。
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以上、世界の右側通行・左側通行の理由でした。
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この記事の作成日:2015年01月19日
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違うってテレビでやってんぞ
はやくこの記事削除したら
管理人です。
もう一つの説を書いておらず申し訳ないです。
テレビでの内容はわかりませんでしたが、
調べてもう一説を記載しました。
ご指摘ありがとうございます。
※1
テレビが全てというわけでもないし
この記事も一つの説には違いない
もしかしたら他にも説があるかもしれない
だったら、すぐ削除させる意味はない
そういう思考を身につけよ
人が自由に行き交えば自然と左側通行になりますよね。都会の雑踏を見れば明らか。刀云々は眉唾じゃないですかね。日本の狭い街路を人や車馬が行き交えば自然と左側通行になった筈。むしろ大陸諸国の右縄通行の方が不思議。多分ですが、人間の通行区分を優先するか車馬の通行区分を優先するかの問題じゃないですかね。元々は双方とも左側通行であった筈ですから。
TVなどマスゴミは直ぐ嘘を垂れ流すからな、マスゴミが言ってたぞなんてのは下の下・・・。
そんな事よりも、英国と日本は「剣と馬の文化」に作法があるから左通行になったと考える方が合理的。
奴隷文化と馬車にむち打ち文化は右側通行になる、鞭を乱用するからね!
人類の歴史と価値観で考えれば「右側通行か左側通行か」なんて簡単に解る。
これ、根拠にならないよね。
>奴隷文化と馬車にむち打ち文化は右側通行になる、鞭を乱用するからね!
馬車もすれ違うぐらいに多数あったと考えるのは現代からの見方。
その位の時期はもっと人口も少ないし、統制された制度やマナーが
出来てたとは考えにくいので、
ちゃんと史実書なり習俗を正しく記録された文献がないと
「根拠」にはなりえないし、
その上で「諸説あり」になってるのだから、
>簡単に解る
ことはない。
これは民族研究学者とかじゃないと分からないね。
少なくとも、推測出来はするけど、
断定には史実の根拠がないといけない。
それと、
>簡単に解る。
はこの場合、判明の「判る」なのじゃ?
まあ、今は「分かる」が内容に関わらず
どこでも使われるようになったけど。