妻の名前には「道」という字がついています。
私は結婚前からその「道」の字が気にいっていたので、最初の子どもができたとわかったときに、妻に「男でも女でも、道の字ををつけよう」と言いました。
妻は遠慮して、「それでほんとうにいいの?」と聞きましたが、私は本心でそう考えていたのです。
あまり名前に使わない字ですから個性的でもありますし、字の意味もすばらしい。
男であれ女であれ、「道をまちがえずに、真ん中の広い道を歩いてほしい」という私の願いを表してくれています。
生まれたのは男の子でしたから、「道太郎」「道男」「道也」などいろいろ考えましたが、「一本の王道を行く」との願いをこめて「一道」と決めました。
一道と書いて「かずみち」と読みます。
親類の中には「坊さんみたい」という人もいましたが、「だから?」と、心の中で逆質問をします。
「いい名前だ」とほめてくれる友人もいました。
その長男は今は成人していますが、「一本道の王道」ではないものの「人の道」からは外れない生き方をしてくれていると思っています。
私は一貫して気に入っている名前です。
以上、男の子の名付けに「一」と「道」という漢字を使った意味でした。
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