「おまえは拙速だな。」
なんて言われない仕事をしたいものです。
「拙」の意味を知っておきたい。
<拙速の読み方>
これは、
「せっそく」
と読みます。
「拙者(せっしゃ)」が有名。
<拙速の意味>
これは、
「仕上がりは悪いが、仕事は早い」
という意味です。
「拙」は「つたない」という意味の漢字。
「つたない」は「不器用、技術が未熟、へた」という意味です。
語源は「手」と「出」の組み合わせで、「手がはみ出る=下手」を意味します。
それに「速」となるので、
「下手だけど速い」という意味になる。
「拙」は「私は未熟です」とへりくだる意味でも使われます。
「拙速」も「早くできましたが、未熟なもので」という意味も込められています。
「拙者(せっしゃ)」は「未熟な私」という意味です。
ちなみに、「拙速」の逆の意味を持つ言葉は、「巧遅(こうち)」です。
「巧遅」は優れた仕上がり具合だが、スピードが遅いという意味になります。
質を求められない仕事は下手でも早く済ませたい。
そんな仕事を要求するときに「拙速」を使いたい。
<拙速の使い方>
・拙速に事を運んで良いのか確かめたい。
・是非を判断する材料を欠いたままの拙速な審議。
・拙速な方針決定。
以上、拙速の意味と読み方とはでした。
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