「一環体制」、「一貫体制」
「自己啓発の一環」、「自己啓発の一貫」
これらは意味がわかれば間違えることはないので、しっかり理解したい。
<一環の読み方>
これは、
「いっかん」
と読みます。
<一環の意味>
これは、
「鎖などの一つの輪」
の意味が本義で、転じて、
「互いに密接な関係をもつものの一部分、全体を構成する一部分」
という意味で使われます。
意味は「鎖の輪っか一つ」と考えてください。
繋がっている中の一つ。一つの構成部品。
この意味がわかれば、冒頭の例文で間違うことはありません。
「自己啓発の一環」が正しい使い方。
「自己啓発の一つ」という意味です。
「一貫」は「一つにつらぬく」という意味になるので、
「最初の方針等を始めから終わりまでつらぬき通す」という意味で使います。
「一貫体制」は「最後まで変わらず貫き通す体制」という意味です。
「一環」は全体を構成する中の一つの部品です。
そのため、「計画の一環」など、ある物事の一つという意味で使います。
「和菓子の一環」という使い方は間違いなので気を付けたい。
<一環の使い方>
・都市計画の一環として公園を増設します。
・記念行事の一環として知事による表彰を行う。
・この活動は弊社の社会貢献の一環です。
以上、一環の意味とはでした。
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