「なんという僥倖!」
書くのも読むのも難しい熟語ですが、知っておくと便利です。
漢字それぞれの意味も解説します。
<僥倖の読み方>
これは、
「ぎょうこう」
と読みます。
<僥倖の意味>
これは、
「思いもよらない幸い、偶然に得られる幸運、
またはそれを求めること」
という意味です。
「おお!これはラッキー!」というのを、「僥倖」と書けます。
そのため、文語としてはよく活躍します。
せっかくなの漢字それぞれの意味・語源も知っておこう。
「僥」は「もとめる」という意味の漢字。
語原は「人」と「土器を積み重ねる」の組み合わせになりますが、意味はよくわからない。
「ギョウ」という読み方は他に「徼(ギョウ:強いて求めるの意)」があり、
その意味を同じ読み方の「僥」に当てはめたようです。
「倖」は「さいわい」という意味の漢字。
語原は「人」と「罪人の手にはめる手械(てかせ)」を表す漢字。
罪人が捕まることから、「幸い(さいわい)」という意味になったようです。
形は違いますが、「幸」と同じ意味の漢字です。
二つを合わせると「幸いを強いて求める」という意味になる。
強いて(強引に)求めないと手には入らない幸い=偶然の幸い、となったのか?
このあたりは明確になっていないので推測です。
僥倖は誰もが望みたい。
しかし、それを頼りにしてはいけない。
宝くじに当たるような幸せは夢に想うくらいが良いものです。
<僥倖の使い方>
・僥倖を当てにするしかない状態だ。
・今は僥倖するしか他には手段が無い。
・諦めていたが、形成逆転の僥倖が舞い降りた。
以上、僥倖の意味と読み方とはでした。
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