「平素より格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
定型文のように使われるので、
意味も調べず聞き流す人が多そうなので紹介。
冒頭の挨拶文に使われる漢字の意味も解説します。
<ご高配の読み方>
これは、
「ごこうはい」
と読みます。
<ご高配の意味とは>
これは、
「高いところに並べる」
という意味になり、転じて、
「相手を敬って、その心くばりをいう語」
として使います。
簡単に言うと、「私を良く扱ってくれて」という意味です。
「高」は「たかい」という意味。
「配」は「くばる、並べる」という意味。
合わせて「高いところに並べる」という意味になり、
自分を良い立場に置いてくれていることを感謝する言葉です。
基本、高いところにいる=身分が高いとなります。
「下さる」が敬語になるのは、上(偉い人)から下にいただくため。
「ご高配」は「私を上にしてくれて!」となる。
ただ、実際にそうかはわからないので、
「私はそう感じています。ありがとう!」という気持ちを表すものです。
冒頭の例文「平素は格別のご高配を賜りまして」の意味を説明します。
右側が簡単な意味です。
平素(へいそ):普段
格別(かくべつ):特別に・ひいきに
賜り(たまわり):大切なものを頂く
さて、これらをまとめると次のようになります。
「平素は格別のご高配を賜りまして」
→普段から特別な心配りを頂きまして
という意味になります。
「いつもありがとう!感謝しています!」ということを、
難しく言ったものです。
ただ、定型文なのであまり感情は伝わらない。
自分の言葉でも感謝の意を伝えるようにしましょう。
<ご高配の使い方>
・貴方のご高配の下で私は上手く推進できております。
・創立50周年のご挨拶. 平素は、格別のご高配を賜りまして深くお礼申し上げます。
・平素は格別の御高配を賜り厚く御礼申し上げます。
以上、ご高配の意味でした。
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