「トレード」については意味を知っている人が多いですが、
「オフ」の訳が難しく、意味を勘違いしやすいカタカナ語。
英語では「trade-off」。
<トレードオフの意味>
これは、
「複数の条件を同時に満たす事ができない関係」
という意味です。
簡単にいうと、「両立しない関係」ということになります。
一つを手に入れるともう一つが手に入らない、
どちらも手に入れたいがどちらか片方を取るような、
妥協する取引や関係のことをトレードオフといいます。
高級寿司を食べたいが、貯金が減る。
貯金を増やしたいので、高級寿司は食べられない。
このようなどちらか片方しか手に入らない取引のことになります。
ただもし、このような問題が解消された場合、
「トレードオフが解消された」と言われます。
トレード(trade)は、「売買取引」や「貿易」といった意味を持つ言葉です。
そんな言葉に対して、その状態が正しくない事を示す「オフ(off)」が接続されている事から、
関係性が上手く行っていない事が読み取れます。
元々は、イギリスの経済学者が指摘した失業率と物価の関係性をさします。
「失業率を抑えると物価が上昇し、物価を抑えると失業率が上昇する」というのは有名なトレードオフ。
こういう難しい選択を迫られながら生きるのが人生、ビジネスです。
<トレードオフの使い方>
・各企業は、トレードオフの概念を理解して品質と価格のバランスを取るべきだ。
・トレードオフの関係性を解消する事によって、新しいビジネスが生まれる。
・このトレードオフ問題は安全性を重視した。
以上、トレードオフの意味とはでした。
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