「アンソロジーコミック」
作品の名称などでよく使われます。
語源が面白く、知ると理解できます。
英語は「anthology」。
<アンソロジーの意味>
これは、
「作品の選集(作品集)」
という意味です。
語源はギリシャ語の「花を集めること」を表す言葉。
お気に入りの花を集めるように、
様々な作者の作品をある基準で集めたものを表します。
元々は「詩集」を表す言葉として使われていたようです。
今では短編小説や漫画もあります。
内容により、「詩選、歌撰、名文集」などと和訳されます。
「アンソロジーコミック」は、複数の作者の読み切り漫画が集まった「漫画集」のこと。
コンビニでよく売られています。
二次創作系では「共同制作の同人誌」のことを指すこともあります。
このように、様々な作者の作品をある基準で集めたものを表します。
「共同作品」の意味になることも多い。
時々、一人の作者によるベスト集のことを表すこともあります。
類語で「オムニバス(omnibus)」があります。
こちらは「乗合馬車、バス(乗り物)」を表す言葉で、
その意味から「多くを乗せたもの」と「選集」の意味で使われます。
英語では一人の作家による「大選集」の意味が強い。
違い(使い分け)は、
英語では一人の作者の文学作品をまとめたものを「オムニバス」、
複数の作者の場合は「アンソロジー」と使い分けるようです。
日本では明確な使い分けはありませんが、
「オムニバス」は「複数の作者の音楽・映像作品の選集」の意味でよく使われます。
英語では「コンピレーション・アルバム」と言い、「オムニバス」は使わないようです。
かなり曖昧ですが、このあたりを注意して使いたい。
<アンソロジーの使い方>
・アンソロジー文庫を読む。
・公式アンソロジーが登場。
・猫を題材にしたアンソロジー。
以上、アンソロジーの意味とは?でした。
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