「リベートのやりとりを禁止する」
ニュースでたまに聞く「リベート」というカタカナ語。
本来の意味と実際の使われ方をきちんと理解したい。
英語は「rebate」。
<リベートの意味>
英単語としては「払戻し」という意味で、
カタカナ語としては、
「販売促進における謝礼などの名目で、支払った額の一部を払い戻す」
という意味で使われます。。
実際には「手数料」という名目で支払われたり、
また、今後も有利に進めるための報酬(賄賂)を目的としたリベートもあります。
したがって、辞書にはこの二つの意味も書いてあります。
深い理解のため、語源を説明します。
リベートは「re」と「bate」を組み合わせ。
「bate」の語源はラテン語で「打つ」を意味する言葉。
この意味から発展し、「打ちのめす=減少させる」という意味になりました。
それに「後で」を意味する「re」を加え、「後で減少させる=払戻し」とした言葉です。
日本では「目標件数を売ったら仕入れ代を少し返すよ」といった意味でも使われます。
1件あたり1000円、100件売ったら10%の報酬を与えるなど、
小売り業界ではこのような営業戦略が行われるのが普通です。
個人向けのリベートとしては、「キャッシュバック」が有名です。
最初に全額支払い、あとで約束したお金を貰えます。
「払戻し」なので「リベート」です。
これを企業同士でやるのが「リベート」。
「払戻し」という意味で幅広く考えたい。
<リベートの使い方>
・社長が密かに取引先から5億円のリベートを受け取っていた。
・自社製品のリベートを見直しをする。
・リベート要求の不正行為でニュースになる。
以上、リベートの意味とは?でした。
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